山形県金山町を訪れて 2

前回の投稿からだいぶと時間が経ってしまいましたが、つづきです。

金山町は金山杉で有名な町。

美林があるとのことで、森林組合の方にご案内いただけた。

雪のある中、ここまでしっかりと育つにはかなりの知恵が必要と想像できる。

手法の一つと云われた土俵植えについては、文献もなく、その研究もなされていないという。

後世に残せるか、何かしら取り組まれるとのことで、注目してみたい。

しかし、森林行政にはいろいろ問題があり、今後日本の山林は、農業同様心配な面がある。

さて、町場に戻り、製材工場の見学。

非常に目の詰んだ良材を見ることができるが、レイティングやトレーサビリティまでは、対応できていない様子。

すばらしい良材があっても並材と混ざってしまう。

もし山を指定して切り出す際には、全ての作業をそのために止めてしまうことになりかねないので、厳しい面がある。

有名な産地であっても、これが現在の日本の山の限界と思われる。

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