タイニーハウス・デザイン・コンテスト

長崎県西海市のブランド化事業のお手伝いをこの2年間させていただいておりまして、いよいよそれが一つの形へと進みました。

ちょうど昨日、そのページが公開されましたので、リンクを貼ります。

YADOKARI SAIKAI TINY HOUSE CONTEST 2023

内容としては、タイニーハウスのデザインコンテストを開催することになり、全国・全世界からデザインを集め、グランプリとなったデザインで、実際に建設をして活用をするというものです。

私の役割は審査員となります。

先日12/11、その審査員メンバーと顔合わせと、内容のすり合わせを行いました。

実際に建てる場所を確認して行き、今後3年間にわたって同様のコンテストを3回行う下準備として、候補地を視察し、意見を交わしてきました。

この2年で、西海市から基調講演に招かれたり、WEB会議を通じて話していたことが実ったので、新たに招かれた他の審査員へもタイニーハウスのコンセプト部分やその立地について、より深いお話ができました。

これを見た皆さんに、ぜひコンテストに応募いただけたらと思います。
幼稚園児からプロフェッショナルまで、垣根なくご応募いただけます!

小さな家のすすめ

作品を見ていただくと大きな邸宅や豪邸が目立つかもしれませんが、小さな家をオススメします。

写真は、浜名湖花博2004で展示しました「タイニーハウス」(小さな家)です。週末農業に郊外へでかけて1泊し、また都市部にもどり生活するという、その暮らし方のすすめから静岡新聞賞をいただいた建物になります。設計を担当したのは、私、髙橋貴大で、企画・コンセプト作りから規格住宅化(キット化)までの全てを行いました。

さて実は、世界ではこうしたタイニーハウスが溢れています。これは髙橋が長崎県西海市の依頼でブランド化事業で発表した資料の一部。

週末農業用のラウベ(小舎)を遥かに超えて、その潔さがむしろ贅沢な空間となっています。こうしたブランド化を通じて考えたのは、小さいからこそ贅沢でリッチなものが作れるということ。

こうした小さな家こそ、生活を丁寧に見つめて必要なものだけで満たされ、モノに支配されない家づくりだと確信しました。
たくさんのものを収納しなければならなくなり、家は肥大化しました。江戸時代の長屋暮らしに戻る必要はありませんが、このミニマリズムを住宅でもおすすめします。

どんなものを求めるのかによって、建築は変わります。

住宅を建てるにあたって、あなたの本当の大切を見つめ直してください。