人・建築設計所の設計に使われている大谷石。写真は、赤煉瓦と大谷石とのコンビネーションで、バイオ・エタノール・ストーブの暖炉を作りました。
国内の石材採掘は、輸入建材に押されたり、後継者不足から、廃坑閉山となり極端に減っています。
栃木県産の大谷石は、まだその中でも入手しやすいです。
ちなみに静岡県産の伊豆石は2003年ごろに調べた時には、切り出していないそうで、すでに入手困難でした。
さて、その大谷石。
設計の師匠をたどっていくと繋がります。
米国の建築家フランク・ロイド・ライトが来日して設計した旧帝国ホテル(明治村に玄関ホールが移築されている)の外壁や内装の石材とレンガのコンビネーション。
この石材こそが、大谷石なのです。
火に強く、暖炉などに適した材料。
味噌(石の中に混ざっている礫)がたくさんある部分が特に良いと、わが師匠から教わりました。
石を使う時には、その教えを思い出しながら、「大谷石」と図面に記入しています。