前回の投稿からだいぶと時間が経ってしまいましたが、つづきです。
金山町は金山杉で有名な町。
美林があるとのことで、森林組合の方にご案内いただけた。
雪のある中、ここまでしっかりと育つにはかなりの知恵が必要と想像できる。
手法の一つと云われた土俵植えについては、文献もなく、その研究もなされていないという。
後世に残せるか、何かしら取り組まれるとのことで、注目してみたい。
しかし、森林行政にはいろいろ問題があり、今後日本の山林は、農業同様心配な面がある。
さて、町場に戻り、製材工場の見学。
非常に目の詰んだ良材を見ることができるが、レイティングやトレーサビリティまでは、対応できていない様子。
すばらしい良材があっても並材と混ざってしまう。
もし山を指定して切り出す際には、全ての作業をそのために止めてしまうことになりかねないので、厳しい面がある。
有名な産地であっても、これが現在の日本の山の限界と思われる。