設計事務所と工務店や建設会社との違いは?
設計事務所とは建築士事務所の通称で、設計を行う上では、必ず必要となる登録ですので、工務店や建設会社も登録をしています。
設計事務所は、主に設計のみを行います。施工をしないという点で、工務店や建設会社とは違います。
設計事務所のメリット・デメリットを教えてください。
設計事務所のメリットは、
1.ゼロからの設計ですので、希望に沿ったあらゆる設計が可能です。
2.施工を行わないので、施工会社を自由に決めることができます。
3.工事見積のチェックや相見積もりなど、コストマネージメントを行うことで、設計・施工よりコストを追求することができます。
4.施工を外部からチェックするので、施工不良が起こりにくく、一定に安全な水準で完成することができます。
5.施工会社と違い、多くの物件を知っているので、収益性の高い物件や、特殊性の高い物件などにも強いです。
6.施工前に完成の予想図など、多くの資料を見ることができます。
デメリットとしては、
1.あらゆる設計ができる分、コストのかかるものをいくつでもチョイスできますので、引き締めていかないと容易に予算をオーバーします。
2.金額が決まっていない分、どこまで計画を広げていいかわからなくなります。
3.住宅ローンが実行される前に、設計費用が発生しますので、自己資金が必要となります。
4.コミュニケーションを取らないといけない煩わしさがあります。
5.設計する人による力量の差や、得意分野などがある場合があります。
6.比較サイトがなく、どこに頼んでよいかわからないのが現状です。
まずはどんな設計事務所か知るために、無料相談や見学会があれば参加してみましょう。
設計にかかる時間はどのくらいですか?
敷地条件やご要望、考え方がまとまっているかによって、多少前後しますが、一般住宅であれば2週間ほどで最初のご提案ができます。
敷地が大きいとか複雑な条件の場合でも、1ヶ月ほどあればご提案は可能です。
ただし、コンペやプレゼン用の資料が必要な場合は、相当の費用とお時間を頂戴することになります。その際はご相談ください。
費用はいつ発生しますか?
基本的には、土地の調査から費用は発生しています。ただし、ご依頼の意思がしっかりとある場合やそのつもりであるならば、それを考慮してご協力は惜しみません。
不安であれば、まずは無料相談してみましょう。
途中解約はできますか?
可能です。その際は、出来高払いとなります。
設計料はいくらですか?
その都度、お見積りにはなりますが、一般住宅では標準の設計監理費が、施工費総額のおよそ11~13.2%です。
年収はどのくらいあれば家が持てますか?
年収100万円当たり可能な借り入れは、35年ローンで金利1.0%で、およそ1000万円の借り入れができるのを目安としてください。
たとえば、土地+仲介手数料など諸経費+建物+外構+登記費用をすべて足したものが5000万円としたら、年収500万円から建てられるということになります。
設計料があるので、工務店や建設会社より高くなりませんか?
設計料は、設計・施工の工務店や建設会社でも費用が掛かっています。諸経費として、見積もり上に見えないケースもありますが、社内もしくは外注先が必ず、設計図を描く、申請書類を作る、公的検査を申請して立ち会うということをしています。
設計事務所ではその諸経費にプラスして、継続的な経営のために利益がのります。工務店や建設会社は施工費の利益がありますので、その部分は設計事務所の方が高いです。
ただし、皆さんの知るいわゆる「元請け」工務店や建設会社は、25~35%、あるいはそれ以上の利益を載せます。
そのため「元請け」を使わずに「1次下請け」の工務店や大工を使うことでコストを抑えて、実質価値の高い建物を提供しています。
ゼロエネ住宅(ZEH)は作ることができますか?
標準仕様で作ることができます。性能面では、それ以上のものを作ることも可能です。
費用対効果という意味では、ZEH相当が最もパフォーマンスが高いです。
しかし、どうしても太陽光発電や省エネ装置に費用が掛かることもあり、予算によっては、認定エコ住宅をお勧めすることもあります。
賃貸併用住宅も作ることができますか?
はい。もちろんです。
あらゆる可能性から計画を組み立てて、最小限の投資で、最大限のリターンを生む設計としています。
不動産投資を利用することで、ご自宅の住宅ローンを負担額ゼロとすることも理論上は可能です。
ただし、賃貸経営はそれほど簡単ものではありません。
しっかりとした計画の上で行っても、その部分を捨てても良いと思えるくらいの覚悟で、しっかり勉強することをお勧めしています。
不動産投資の話は、建設会社のしかける罠だと思ってください。
公務員でも賃貸経営できますか?
公務員は、基本的に副業禁止とされていますが、例外のひとつとして、不動産投資があります。アパートやマンション、テナントなどの投資物件を持つことで、老後までより安定的な資産形成をすることができます。その際の条件は以下の通りです。
「4棟9部屋以下の規模」
「年間500万円未満の家賃収入」
「管理会社への管理業務の委託」
また、不動産投資を利用することで、ご自宅の住宅ローンを負担額ゼロとすることも理論上は可能です。
設計事務所はどこも同じですか?
設計事務所には、資格に応じて1級、2級、木造という3種類の事務所があります。それぞれ、建物の規模(階数・面積)による制限がありますので、設計できるものが違います。
また、意匠設計(デザイン)をするアトリエ系の事務所もあれば、施工会社の下請けで確認申請を提出をしている事務所、構造計算を主体にしている事務所と、実は様々に分かれています。
人・建築設計所は、意匠系・アトリエ系の設計事務所です。
同じ意匠系・アトリエ系でも、住宅系ばかりをやっている事務所もあれば、公共建築や施設系だったり、デザイン主体としてみたりと様々な特徴があります。
私どもは、そういう意味ではバランス型で、どんなものでも対応する設計事務所だと思います。ただ、工務店や設計会社が考えることがない、異次元の使い勝手や発想で、設計をしていることから、顧客満足度が相当に高いといえます。
これ以外のご質問は、お問合せよりご連絡ください。
