モデュロール

毎週木曜日は、書棚から本を紹介します。

その記念すべき1回目の本は、ル・コルビュジェ著で吉阪隆正が訳した書籍です。
真っ黒な装丁のこの本は、SD選書という鹿島出版会の建築専門書。
270以上もあるSD選書の中でも、最も有名な本かもしれません。

建築を学ぶ学生は、教科書で必ずこの書籍のことを学びますが、実際にその本を読んだことのある学生は、一握りもいないかもしれません。

という私も、学生時代に購入し、かなり端折って斜め読みしていました。
特に大切な部分はこの辺り。
黄金比とフィボナッチ数列、人体や生物に隠された数列です。

さて、代表の髙橋はフィボナッチ数列が、その数とその前の数を足していくという特性を利用して、インフィル(内装)・システムの開発を行いました。
その開発したシステムを東京・三田の日本建築学会本部の入る建築会館で記者発表をしました。
そのことが載っている書籍もどこかにありますが、またそのうちに紹介します。

さてさて、そんな記者発表もあって、その原点となったモデュロールについて記事を書くというので、この書籍を貸してありました。

返却して来たメモの中に「長らく」と書いてあるように、下手すると20年以上も貸してあったような…。
夏みかんピール美味しかったんで、許してあげますよ。笑