蔵書について

人・建築設計所の新事務所に徐々に運び込んでる建築関連の本たち。このブログでも、紹介していけたらと思います。

蔵書は、代表・髙橋が学生時代から買い揃えたものはもちろん、きのくに子どもの村学園長の堀真一郎さんや、静岡大学の名誉教授の外山知徳さん、そして、名古屋大学名誉教授の平嶋義彦さんからいただいた書籍などもあります。

絶版本などもありますので、私どもの事務所に読書のためにお越しいただいても歓迎します。ホント将来的には、建築ブックカフェ的なものにできたら面白いなとも思っています。いろんな椅子を試せるようなカフェなんて素敵じゃないですか。そんなカフェやりたい方がいたら、お声がけくださいね。

さてさて、今日は書籍を大量に送ってくださった平嶋義彦さんのご紹介をします。代表の高橋とは、とある取材で平嶋さんの別荘を訪れたのが最初だったと記憶しております。

平嶋さんは構造家で、木構造の権威です。1998年、九州で開催された日本建築学会大会にて発表された氏の論文についてお聞きすることが目的で伺いました。専門的なお話しなので、詳しいことは割愛しますが、想像以上に素晴らしい見解を得ることができました。

別荘の建つ白州の「本当に」おいしい水をいただきながら、日本の伝統工法や古代の建築の話になったのも、楽しい思い出です。

その後、浜松市内で建築ゼミが開催され、全国から工務店など100社以上が集まりました。平嶋さんから基調講演があり、人類の歴史的背景や、近代〜現代の日本の建築、そして、これからの木造に期待することをお話しいただきました。

このあとの交流会では、平嶋さんと楽しく建築のお話できて、建築バカぶりをお互い発揮していた記憶が。笑

翌日、代表・髙橋から仕事の実例、設計のメソッド、そして、美しい架構(木組み)の仕組みをお話ししました。発表を準備していると、平嶋さんが「以前、名刺をもらったけど、もう一度もらえるかな」というので名刺を差し上げると、

「実は、ウチに建築の本がたくさんあるんだ。
 いろんな教授の退官記念のものや絶版のもある。
 それを若い世代に譲りたいと思っていたんだけど、
 良かったら貰ってくれるかな。」

一瞬耳を疑いましたが、すぐにその有り難さに気づき、鳥肌が立ちました。

後日、たくさんの書籍とお手紙が届きました。以来たくさんの書籍はいつか若い世代にという思いで私の元にいます。まずはうちの所員からと、このごろは毎朝、本を紹介しているのでした。

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